風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第179段

Qすけの頼み

 土曜日にトライをしたピリカラ漬を試食した。

 これでよし!

 サントアンドレの七夕祭りは、これでいくことにした。

 このトライは、Qすけの頼みで実行に移した。

 先日、お爺さんが、草取りの休憩時間にコーヒーを飲んでいた時のことであった。

 「爺さん、爺さん。」と呼んでいる。

 はて、何処から聞こえてくるんじゃ?

 耳をすまして、聞いてみた。

 それは、爺さんが座っている後の冷蔵庫の中から聞こえてきた。

 爺さん、振り向いて冷蔵庫を開けると、「ボン ジア 爺さん。」と、間髪を容れずに声をかけてきた。

 「おう、キュウリのQすけか。元気じゃのう・・・。して、何で俺を呼んでいたのかな?」

 「爺さん、ピリカラのメンバーに『セロリのセロリン』を入れてくれよ!頼むよ!」

 「そうか、Qすけ、この前のバザールでは、福神漬に多勢に無勢、Qすけ1人での戦いだったなあ。

 惨敗もいいとこだったなあ・・・。

 いいよ、Qすけの言うことなら、セロリンを仲間に入れてやるよ。

 また、良い仲間がいたら、紹介してくれ。」

 「オブリガデン 爺さん。」

 こうして、「セロリのセロリン」を仲間に入れてのトライであった。

 Qすけ一人から、「ピリカラ 3兄弟」となり、「ピリカラ 5レンジャー」になり、今は、「ピリカラ 6歌仙」になった。

 誰が、僧正遍昭か、在原業平かは、かまわない。

 でも、「リンゴのホッペ」は、小野小町であるはずだ。

 爺さんの下手な和歌でなく、それぞれの和歌の味を充分に出しておくれ。

 また、企業秘密の隠し味には、柿本人麻呂と山部赤人が隠れていて、いい味を出しているのだ。

 負けるはずがない!

 Qすけよ、また、いい仲間を紹介してくれ。

 野球のナインになっても良い。

 フッチボールのイレブンになっても良い。

 もっと言えば、AKB 48になっても良い。

 そしたら、Qすけ、お前がセンターで歌えばよいではないか・・・。

       Qすけの 頼み聞きたり ピリカラは

            かくのメンバー 負けるはずなし

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