風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第159段

時の流れ

 ブラジでの生活を始めたから1年の時が流れた。

 振り返れば、過ぎていった1日、1週間、1月、1年はあまりに早いと感じている。

 しかし、もう何年も長い間、ブラジルで生活をして来たような感じもする。

 充実し、健康な1年であった。

 先日の血液検査では、血糖値が一150と少し高いだけで、肝臓、コレスレロールなど20項目余りの数値は、全て健康の領域に入っている。

 無料の薬を4種類、有料の薬を3種類飲んでいるからこのような数値になっていると思っている。

 それと、忘れてはならないことは、伯が作ってくれる料理の影響が大きいと思う。

 感謝している。

 他には、自己管理で、朝の太極拳とラジオ体操を欠かさずに続けてきた事と思う。

 草取りじじい、鯛焼じじい、それと、今から漬物じじいにもなるかも知れないが、いつまでも健康で、これらを作ることを続けて行きたい。

 日本に居た頃にカセットテープで聞いたのだが、ある漫談師が漫談の中で、老人ホームに慰問に行った時の出来事で、老人ホームのお爺さんに、長生きの秘訣を聞いたら、お爺さんの答えは「息をすることを忘れないことだ・・・。」と答えたと話していた。

 その通り、これを信じて、いつまでも草取り、鯛焼、漬物を作っていこう!

 マチダ家の家族に人たちとは仲良く、1年間生活できた。

 今は、食事を伯と2人でしているので、家族と話す機会が少なくなってきているが、土曜日の朝は、私の運転で、お母さんと伯と3人で買物に出かけている。

 親戚とのパーティーでは、カラオケを歌うようにもなってきている。

 周りの人には、何かとお世話になりっぱなしであった。

 伯と一緒に生活をするという目的は、維持された。

 その目的のための手段である両輪が動き出し、充実した日々が来ることを願う。

 庭を完成させること。

 鯛焼をひろめること。

 遠い先の事と思われない、美容室の設立。

 「この歳になって。」などと思わずに、日本にいたら出来ないことを、1つ1つやりとげよう。

 「いつまでも、息をすることをわすれないで・・・。」

        砂時計 いつ始めたか そんなに昔?

              さらさら流れて 1年経ちぬ

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