風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第148段

11ヶ月が過ぎた

 11ヶ月をブラジルで生活した。

 ゆったりと時間が過ぎて行ったが、ここに来て、忙しくなってきた。

 草刈りが出来ない日が出現してきた。

 しかし、それはそれで良いとしよう。

 夏草には、完全に敗北状態であったが、草取り追試を重ねている場所は、だんだんとグランドカバーが一色になってきている。

 あせるな!

 「次の一手がある。」

 お彼岸が終わってしまった。

 東本願寺に、お参りにいかなくてはならないのに、行っていない。

 「おふくろよ、ごめんね。」

 でも、毎朝、「おはよう。」と挨拶しているから、おふくろは、わかっていると思う。

 また、何時かお参りに東本願寺に行こう。

 秋です。

 グラルーリョスの秋は、どんな秋か楽しみである。

 何か、1年を通し1番過ごしやすいことを期待している。

 紅葉などないが、きっと、あの爽やかな風が、素晴らしい秋を作ってくれると思っている。

 桑の木が、少し葉を落とし、秋の気配を感じさせていてくれる。

 もう、夜は布団の中で、長袖のシャツである。

 

 この秋に、動きだした鯛焼を伯と2人で、ささやかながら出発出来た。

 食事の時の会話は、もっぱら鯛焼のことが多くなってきている。

 「あれを、こうしよう。」

 「あれは、問題だ。」

 まだまだ、進歩しなくてはならないことが沢山ある。

 やってみよう。

 伯と2人で・・・。

 それが、目的・・・。

 リベルダージの露店での販売は、夢のまた夢。

 それでも、諦めずに、いつかはきっと。

 それまでは、イベントに出店しながら、問題を解決していこう。

 

 ブラジルにきて、11ヶ月、バタバタし始めているが、幸せである。

 1年に ならず間に できたこと

              しあわせの中 力あわせて

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