風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第118段
新年に思う
昨日の夕方、自動車学校から電話があり、今日、2回目の技能講習をするということで、伯と連れだってリベルダージの自動車学校に行って来た。
1回目と、同じく私は助手席に乗せられ、車はリベルダージを抜けて、静かな住宅街に着いた。
1回目とは異なる場所であった。
発車前の点検、ギヤーはセカンドまで、30キロ、右曲がり、左曲がり、登り坂の坂道発進などは前回と同じであった。
1つだけ新しいことであったのは路上駐車で、駐車している車と車の間が6メートルくらい空いた場所に、バックで車を入れて駐車することであった。
サンパウロやグラルーリョスの街中には、路上での駐車可能な場所が多く、沢山の車が駐車している。
その路上駐車の練習であった。
他には、新しいことは何もなかった。
以上で、実技講習は、終りであった。
そして、ついに実技試験の日取りが決まった。
1月17日に実技試験のコースを走ることになった。
実技試験の内容は、左折はなく、右折だけ、そして、今日指導を受けた、路上駐車を実施することだけは教えてもらった。
きっと、右折、右折を繰り返し、元の場所に戻る間に信号や、登り坂での発進などが含まれていると思われる。
試験は、コースで行われるとのことだが、そのコースも一般の道路かも知れない。
とにかく、あと一歩のところまで来た。
足の短い爺さんでも、免許証のある向こう岸にやっと届くところまできたようだ・・・。
でも、踏ん張っていないと、短い脚だから、下の川に落ちてしまうぞ!
正月が過ぎ、はや1週間が過ぎた。
そして、私がブラジルに来てから9ヶ月目に入っている。
ブラジルに来て、一体何が出来たのだろうか?
憶えようしたポルトガル語は、さっぱり。
チャート式数学は、中学1年を終えることが出来た。
まだ中学1年生ということで、さほど問題はなかった。
太極拳は、部屋の中が荷物で狭くなり、動きが取れずに、気功18式、八段錦、ラジオ体操で、余り横に動かなくてよい運動を実行している。
自動車免許は、前述の如くである。
草とりで左肩、両手の指が痛くなっているが、概ね健康を維持している。
庭は、連日の草取りでよく頑張ってきたと思う。
8ヶ月にしては、庭の景観がよく変わったと思うが、いかんせん、夏草達に悪戦苦闘している。
負けそうである。
不動産業は諦めたが、鯛焼が始まる。
リベルダージ進出、ブラジル風鯛焼。
今年の1番のテーマと思っている。
リベルダージ進出につては、全く進展がない。
真っ暗なトンネルに入ったのでなく、明るいトンネルを捜すのに、真っ暗な森に入ってしまったようである。
そして、ブラジル風鯛焼での問題点は、鯛焼は金型がないと作ることができないことである。
すでに私の頭は、鯛焼が売れて売れてしようがないということうを想定している。
しかし、鯛焼を焼くには、持ってきた金型で、一定の時間をかけて焼くしかない。
沢山作るには、1回の焼く時間を短縮しなければならない。
それを、大幅に時間短縮できるかどうかは、やってみないとわからないが、1つの案を持っている。
その案は、ここでは書かない。
「壁に耳あり、障子に眼あり」としておこう。
これが、成功するとよいのだが・・・。
私と伯は、日本にいた頃に、小牧市のある鯛焼器の製造会社で、鯛焼の焼き方の講習を受けている。
コバルトブルーのエプロンをかけ、卵を割ることから教えてもらった。
生地の作り方、生地の金型への流し込み、あんこの入れ方、そして、もう一方への生地の流し込み、金型のひっくり返し、焼き上がりの状態。
全て憶えたはずだが・・・。
だいじょうぶか、本当に憶えているか?
細かいところは、忘れていると思う。
試作をしながら、作り方を憶えていこう。
そして今年は、「鯛焼じじい」になることを、目標にしよう!
年初め 目標掲げ 勇み立つ
最後のページに 嬉しい言葉を
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