風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第79段

久しぶりの診療所


 1ヶ月ぶりに、診療所に出かけた。

 血糖値と、血圧の測定である。

 毎週、火曜日と金曜日の朝に測定してもらえる。

 私は、1ヶ月に一度、測定してもらうことにした。

 毎週でもよいのだが、そこまで測定の間隔を短くしなくても、大丈夫である。

 今回は、1人で出掛けて行った。

 健康手帳を出し、名前を呼ばれるまで腰掛に座って、名前が呼ばれるのを待つだけである。

 測定をし、健康手帳に結果の数値を、書いてくれる。

 話をしなくてもよい。

 看護婦さんが2人で測定してくれる。

 先回は、伯に連れられてきた。

 その時の出来事である。

 朝、7時からの測定である。

 受付の事務員が遅刻をした。

 30分程遅れたところで、看護婦さんが、

「事務員が、交通渋滞で来るのが遅れています。

 イライラすると、血圧が上がり、しっかりと測定できませんので、イライラしないで、静かに待っていてください。」と、にこやかな顔で説明をした。

 すこしユーモアを交えての説明は、うまいものであった。

 待つ人のイライラが消えたかな?

 今回は、事務員の遅刻もなく、順調に測定がはじまった。

 名前を呼ばれ、部屋に入ると、すぐにポルトガル語で「・・・・・・・・」と言ってきた。

 びっくりした。

 それが、私には「・・・・・・カフェ」と聞こえた。

 咄嗟に「ノー」と答えた。

 食事をして来たのかどうかの問いと思った。

 何も言われずに、測定が始まり、無事終わった。

 「オブリガード、チャオ」

 血圧は、上が150で、下が80であった。

 1人で来て、ポルトガル語で話されたのだから、びっくりして、上がってしまっているのだ。

 今までは、そのような数値になったことはない。

 心配ないと判断した。

 血糖値は、ブラジルに来てからは、下がってきている。

 150から130、そして、今回は115であった。

 食事、草とりが効果を出していると思う。

 好きなピンガは、土曜日と日曜日だけにしている。

 体調良好!

 すこしずつ、1人で外出をすることができるようになってきた。

 

       わからない わからないけど 返事をす

             それでよしかも またわからない

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