風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第77段

静養をはじめる


 お母さんの白内障の手術が済んで、もう、2日が経過した。

 手術の当日は、お母さんは昼過ぎに、テテの運転で、伯と3人で病院に行かれた。

 3時からの手術が遅れ、手術は4時ごろからはじまった。

 5時過ぎに、伯から電話で、「手術が終わり、すぐ戻る。」と電話はあった。

 「えっ!お母さんも、すぐに戻るのか。

 大丈夫か?」

 伯は、手術する前は、1日入院すると言っていたが・・・。

 そして、1時間後に3人は帰宅した。

 お母さんは、車から降りられると、伯に両脇を支えられ、そのまま、ベッドに横になられた。

 まだ、意識がもうろうとしてみえる。

 その夜は、2時間おきに目薬をささなければならないとの、医者の指示があり、伯が付き添って、目薬をさすようにした。

 お母さんは、少しの間、静養することになった。

 一夜が明け、お母さんの意識は回復したが、まだ、ぼんやりと、物が見えるだけである。

 眼薬は、自分でさせるようになられた。

 食事は、伯とミユキが、お互いの都合を見ながら、作ることになった。

 私は、庭の掃除を、やることにした。

 買物は、伯と私で行くことになった。

 2人で、パンチングッメタルの買物カートを引きながら、楽しく行こうではないか。

 出来ることは、お手伝いしようと思っている。

 2日経った今日の夕方には、昨日に比べ、物がはっきりと見えるようになられたようだ。

 通院しながらの静養ではあるが、ゆっくりと静養なさってください。

 そして、「アパレシーダの聖母よ、オブリガード。


      手術後に 両脇持たれ ベッドへと

             まださめきらぬ 母の足どり

       

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