風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第46段
バスターミナル
朝6時半に伯と2人で、2キロ離れた診療所に、血液のさらさら度を調べるためと、他の血液検査をしてもらうために、雨の中を歩いて行った。
また、明日は歯の治療、あさっては心臓の心電図、レントゲンをとる予定である。
初めて、早朝の街の様子を知ったが、予想外に賑やかである。
活気がある。
歩いている人も多く、バスは次から次に、通り過ぎていく。
日本の通勤電車ほどでもないが、それに似ている。
乗客はかなり乗っていて、混雑している様子が、バスの窓越しに見える。
バスターミナルにさしかかると、ターミナルは人の波で、たくさんの列が出来ている。
バスはたくさんの乗客を乗せてどんどん発車していく。
まだ薄暗い雨の中を、傘もささないで急いでいる人もある。
広いバスターミナルは、人で埋められている。
毎朝の光景であろうが、バスが庶民の足という事が良くわかった。
先日のデモで、値上げが撤回されたという、お知らせのポスターが、貼られている。
鉄道がなく、バス輸送で通勤客を処理する光景を見るのは初めてであるが、日本の朝の鉄道の駅と同じと感じた。
グラルーリョスの朝7時、道路はこのバスとトラックと通勤と思われる自家用車で溢れていた。
静かな朝でなく、活気ある朝である。
朝早から生活のために、あわただしく動いている。
朝暗き 人のあふれる ターミナル
糧を得るため バスに乗り込む
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