風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第33段

公共料金の値上げ

 今日は日曜日である。

 マチダ家の前の教会では、讃美歌が歌われ始めている。

 隣の修理屋は、休みだから今日は安心だ。

 はやはり苦情が出たのか、あれからCDの音は小さくなった。

 

 ところが、こちらが連日騒がしくなってきている。

 連日サンパウロではデモが続いている。

 それが飛び火してリオデジャネイロや、他の都市にも広がっている。

 公共交通の運賃の値上げである。

 また、消費者物価指数の5月の数値は、前年比5.6%上昇でインフレ気味である。

 来年は大統領の選挙があるが、大統領の支持率も低下しているようだ。

 昨日はコンフェデレーションカップ開幕だったが、試合場の周りに学生たちが集まり、この運賃値上げに抗議をしたようだ。

 大統領の演説には、ブーイングが起こったようだ。

 オリンピックやワールドカップ開催ということで、お金が必要と聞いている。

税金も高くなっているようだ。

 交通機関の値上げは、日本円にして10円で仮に私が通勤でバスと地下鉄を利用するとして計算すると、往復でバスは20円地下鉄も20円合計40円で、月20日出社すると20倍の800円の負担増である。

 バスや地下鉄は、低所得者層や学生が良く使うが、ブラジルでの最低賃金は3万5千円ほどなので、負担は大きい。

 私のような65歳以上は依然タダだが、物価は上がっている。

 どうなることやら。


  遠く来て デモのニュースに 動揺が

         桜の国も 値上げラッシュか?

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