風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第541段
犯罪
犯罪は、どこの国でもあると思う。
なくいなれば、それに越したことはないが・・・・
ブラジルと日本でを比べ、どちらが多いかといったデータを持っているわけではないので、多い、少ないは、問題にしない。
ここで書いておこうと思うのは、その犯罪の種類が日本とは違っているように思える。
ブラジル、特にサン パウロ付近で起きた犯罪で、邦人(日系人)が被害にあった犯罪について、在サン パウロ日本総領事館からその都度メールが届き、注意を呼び掛けている。
3月20日には、2件の法人が被害にあった犯罪を送信してくれている。
以下の文面は、総領事館からのメールの全文です。
1件目
以下の通り、邦人が被害者となる窃盗事件が発生しましたので、お知らせいたします。
1 発生日時
3月9日(金)19時45分頃
2 発生場所
グアルーリョス地区 Rodovia Presidente Dutra(BR116)
3 事件概要
19時15分頃、被害者は会社雇用のドライバーが運転する車に乗車し、サンパウロ市内に向け出発した。出発して間もなく、タイヤの異変に気付いたが、確認することなくそのまま走行。30分程度走行したところで左前タイヤがパンクしたことが判明したため、暗い路肩に停車し、ドライバーがタイヤ交換を開始した。
しばらくして、後方から歩いてきた男性が車内で待機する被害者に対し、「大変な作業だから手伝うべきだ」と話しかけてきたため、被害者は降車。数分後に男性は車両前方へ立ち去った。その際被害者は、車両後方約100mの位置に停車していた不審車に気づき、同不審車がすぐに走り去るのを目撃した。
タイヤ交換が完了し走り出した時点で、後部座席足元に置いていたバックが盗まれていることに気づいた(ドアは無施錠状態であった)。
4 被害品
PC、現金、カード類、携帯電話、音楽プレイヤー、鍵等
5 防犯対策
(1)荷物はトランクに入れ、ドアは施錠し、窓ガラスは閉めるよう運転手に依頼する。
(2)貴重品は、分散して保管する。
(3)車両の異変に気づいた場合は、ガソリンスタンドなど明るく、人の多い場所で確認作業を行う。
(4)車から離れる際は必ず鍵をかける。
(5)尾行等に気づいた場合は、ショッピングモール等人通りの多いエリアや付近の警察署等でやり過ごす。
2件目
以下の通り、邦人が被害者となる強盗事件が発生しましたので、お知らせします。
1 発生日時
3月16日(金)17時00分頃
2 発生場所
ジャルジンパウリスタ地区 サントス通りとカンピーナス通りの交差点付近
3 事件概要
邦人2名が乗車した車両がサントス通りを走行中、赤信号のため上記交差点付近で停車したところ、拳銃を所持した賊1名に金品を要求された。運転手および助手席同乗者は、携行していた腕時計を犯人に手渡した。さらに、携帯電話も要求されたが、信号が青に変わり、周囲の車両が動き出したため、犯人は走って逃走した。
被害者は、被害現場の数十メートル手前で窓に物が当たる音がしたので、犯人が小石などで窓が防弾ガラスでないか確認したのではないかと述べている。
4 被害品
腕時計
5 防犯対策
(1)前方の信号や渋滞状況に配意し、停車が必要な場合には、できるだけ徐行距離を長くとり、少しでも停車時間を短くする。
(2)荷物は最小限にし、貴重品は極力持ち歩かない。
(3)自家用車には防犯用フィルム、スモークスクリーンを貼る等の防犯措置をとる。
(4)万が一、強盗に遭遇した場合は絶対に抵抗せず、犯人の要求に従う。
私も、ブラジルに来て2年くらいの間に、バスの中と街中で、2度、スリにあっている。
注意をするようになってからは、ドジを踏んではいない。
以下、経験談
伯は、スリにあったことがある。
テテは、車で出かけ、帰ってきて、玄関を開けようとし、車から降りたときに、賊が寄ってきて、脅し、テテの車を運転し、乗って行ってしまった。
弁護士をしている、伯の弟のキヨカズは、グアルーリョスの人とおりのすくない道路を歩いていて、賊に囲まれ軟禁状態にされ、銀行のカードの番号を教えなければ殺すと、脅され、銀行の預金を引き出された。
めちゃめちゃです。
上記のようなメールが届いたり、犯罪がらみのデモの通知など入ります。
次は、どう思ったらいいのか・・・・・
・3月14日にリオデジャネイロで発生した市議会議員殺害事件に関連し,本日午後5時頃から,サンパウロ美術館(MASP)前において,抗議集会が行われる見込みです。
・抗議集会の規模や状況によっては,警察の規制によるパウリスタ大通りや周辺道路の封鎖,これに伴う交通渋滞の発生が予想され,抗議集会の参加者がMASP前から移動する可能性もありますので,普段よりも時間に余裕を持って行動するよう心がけてください。
ブラジルでの”あるある”の1つです。
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