風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第25段

食べすぎではないですか?

 伯と2人で、乗り合いバスに乗って、グアルーリョスの街に、買物に行くことができるようになった。

 伯も日本の生活が長く、グアルーリョスの街の様子が、まだあまりよく判っていない。

 私も1人では何処へも外出はできない。

 テテの案内ではなく、伯と2人で目的地を捜しながら、街中を歩く。

 宝探しでもしているようである。

 小さな事ではあるが、こうして伯と2人で、同じ風に吹かれながら、生きていることが嬉しい。

 街を歩いていると、日本では遭遇したことがないことに直面する。

肥満である。

 それも1人、2人といったものではない。

 あのスーパーマーケットの買いだめを証明し、なおかつ、シュハスコパーティーの影響がありありと判る。

 何でそれまでになっちゃったの?

 そんなに長いベルトがあるのと、思うくらいの男性。

 オッパイよりもお腹の先が遥か遠くにあるような女性。

 わんさわんさと歩いている。

 私は、日本の最後の生活拠点であった東浦町で、昨年の八月に太極拳のサークルに入れてもらっていた。

 太極拳の技量は新米でも、デブ級の話では、どのメンバーよりも優秀であった。

 この1月に胆石撤去の手術をした。

暮れ12月に、心臓のカテーテルの手術をした後である。

 心臓の薬の関係で、胆石の手術が入院中でありながら、なかなか出来なかった。

3週間ほど点滴をし、栄養補給はそれだけであった。

 その間の食事は、一切なかったのです。

 体重が7キロくらい減っても、70キロ級の体重を維持していた。

 それでも、太極拳の東浦部屋では東の正横綱であった。

 ところがグラルーリョス部屋では、序の口にもなれずに土俵の外へ蹴りたおされるか、または入門さえさせてもらえない運命である。

 グラルーリョス部屋は、横綱だらけである。

 ただ、こちらに来て、学校(高校)の前を歩いていたときに、丁度授業が終わっとみえて、たくさんの生徒が建物から出てきた。

 彼らは脚も長く、スラーっとして、とても格好がいいではないか。

 肥満人なんていない。

 私のような、デブでちんちくりんであるのは少ない。

 ではいつ頃からそんな風になっちゃったの?

 それはブラジルも日本も同じである。

 ただ重さが違うだけです。

 また来るに決まっているシュハスコパーティーへの誘い。

 注意をしよう。

 急な坂道が多いから、転倒し、転がったらどこまでも転がって止まらんぞ!

 おそろしや・・・おそろしや・・・


 街歩く 横綱級の 団体さん

          その後ろには ダンプの行列


 ※すみません

 私の老眼まなこが 見てなくて

  ダンプの後に 素晴らしい

  スタイル宜しく 足長の

  集団いっぱい 隠れてた

  素晴らしいスタイル わんさわんさ

  これも事実、事実は隠せないものです。

こんな坂道を転がり落ちたら、どうなってしまうのか???

ダルマさんになってしまうのかもしれないです。

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