風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第19段

呼び捨てには親しさがある

 ブラジルでは「サン」とか「君」とかを付けずに呼び捨てがほとんどである。

 兄弟は勿論のこと、友達、おじさん、おばさんその他、誰でも、呼捨てにする。

 病院へ行っても、診察の順番になった患者さんを呼ぶにも、呼捨てであった。

 会社の上司などは「セニョール」「セニョーラ」を付けて呼んでいたのが、これも呼捨てになりつつあるようだ。

 この呼び方は乱暴と思ったが、よくよく思うと呼び捨ては、親密感が増すようにも聞こえる。

 「郷に入らずんば郷に従え」の通りこの記録の中も呼捨てに変えていくことにした。

 ただ、お父さんとお母さんはそのままで「さん」付けです。

 「おとう」「おかあ」では、やはり、失礼である。

 日本では親友を呼び捨てにするが、上司を呼捨てにしたら、どうなるの?

 「さん」、「君」は心が優しく感じられるので、日本の呼び方の方も良いと思うものもあるが・・。

 

 呼捨てで 1度は呼んで みたいもの

        あの憎き上司 まさに快感

 ※お断りしておきますが、私の憎き上司とは「あちらこちら他の部署まで顔を出し、ぐてぐて言って、わけも判らん、煮ても焼いても、どうにもならん上司」で、私の生涯で1人しかいません。

直属の上司ではないですから、お間違いなきよう。

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