風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第506段

改装記録(その2)

  ブラジルでは、なかなか約束の日とか、時間に合わせずに、物事が進んでいくことが多いですが、今回の改装工事は、水曜日からということであったが、1日早い火曜日から始まった。

 ”今日、なにもすることがないから、今日からやらせてほしい。”

 ”ああ・・・いいですよ!”ってなわけで、1日早く工事を始めてもらった。

 工期は、土曜、日曜を休みにし、3月中旬まで続くとのこと。

 ちょうど、バザールが始まる頃に完成ということになる。

 大工さんは、几帳面の方のようで、先回、屋根の雨漏りを無くすために、屋根を全面ふき替えたときの大工さんのような、雑な方でないようだ。

 契約書を作り、問題を事前に無くしてくれている。

 工事は、工場の内壁の古くなった部分的に剥がれ落ちているタイルのはつりから始まった。

 ブラジルでの請負契約で、日本と同じように、全てを請負い、契約するような契約があるとは思うが、あまりよく知らない。

 マチダ家では、毎回、請負契約は、大工さんには、作ってもらうだけで、建築資材のブロック、セメント、トビラ、シャッターとか、全てを、施主がそれぞれの店に出向き、品物を決め、請負契約とは別に支払する。

 すべての建築資材を手当てするのは、施主側である。

 ということで、月曜日から、その資材の調達で、あちこち、走り回り、

工事の進み具合で、資材を間に合わせていく。

 もう、ブロックなどは、手配済みで、明日資材が、マチダ家に届くことになっている。

 餅は、狭くなった食堂を使い、その日の工事が終わってから、ゆっくり作ることにした。

 休むことなく、餅を売っていく。

 我が陣営の餅をこよなく愛し、待ち焦がれているお客様がいるはずです。

 裏切り者にはなりません!

0コメント

  • 1000 / 1000