風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第504段
工場改装
バザリストとして、バザー、カラオケ大会、フェスタに出店を始めて3年。
そして、昨年から、小売店への卸。
1歩、1歩、進むことが出来ている・・・そう思う。
そして、今年を、正念場と位置付けている。
テテは、リタイヤしてしまったが、昨年の我が陣営の成長は、思ってもいなかったほど、売上高の伸びを見せた。
今年 正念場!
工場内を改築する。
すでに、その準備に入っている。
30年前に、一家でレストランを開くために新築した建物で、お母さんの歳を考え、廃業をし、工場として賃貸していた建物である。
不況の中、2年前に、空き家になり、私が使わせてもらっている。
食品工場としては、ブラジルの食品工場の基準をはるかにクリヤーできないほどのレベルである。
その工場の内部写真は、いまは、伏せておきます。
工場、改装後に、改装前、改装後と比較させてもらい、その時に写真を載せたいと思って居ます。
ただ1枚だけ、工場の前の道から撮った、入り口の写真だけを載せておきます。
シャッター4枚に日本の松の絵が描かれている上に、落書きがされています。
このシャッターが、無くなります。
伯と私は、この3年間の利益を、1円たりとも、工場や、工場設備以外のことに使ってはいません。
といっても、この利益だけで、工場の改装はできません。
いつかまた、日本に行ってみたいと思っての貯蓄を取り崩します。
もう、日本に行けないかもしれません!
でも、この食品工場の改装は、今まで、私とともに生きてきた伯へのプレゼントとしたい。
日本で、おふくろと2人でアパート暮らしをしていた私のところに、飛び込んできて、おふくろの世話や、話し相手になってくれた伯。
そうした心へのお返し・・・・・
正念場・・・・・・でも、心は、穏やか・・・・
この4枚のシャッターの中、伯と2人の人生が・・・・うず、うず、している。
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