風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第8段

妹夫婦と3歳の女の子

 妹の名前は「マリア ミユキ マチダ トカシキ」。

 ケーキとか、日本の饅頭とか、何かとお菓子作りをうまくやる。

 手芸はレース編み、人形作りなどを器用にこなす。

 日本で働いたが、もう10年くらい前に帰国し、帰国後に「ネネ(赤ちゃん)」を授かった。

 日本にいた時に、胆石を患い入院した経験がある。

 後で書きますが、私はいま、庭の草むしりをしている。

ミユキは、そのむしった草を燃やしたときの臭いが好きである。

幼い頃から庭の枯れ草を燃やしていて、その頃を思い出すのであろう。

私が火を付けても、すぐに消えてしまうが、

ミユキは上手に火を付け、燃やす。

あれやこれや器用な人である。

 旦那の名前は「パウロ ジンタ トカシキ」。

 電気製品のセールスをしている。

 お祖父さんが沖縄出身で、ジンタ君は3世である。

 日本語がうまく、仕事が休みの日には私とよく話をしてくれ、日系人の集まるパーティー等に連れて行ってくれる。

 あちこち、皆で出かけるのが好きなようだ。

 3歳になる「ネネ」の名前は「カリーナ アイコ トカシキ」です。

 下膨れで目が大きく可愛い。

 「スズキサン  ・・・・・・」と話しかけてくる。

「スズキサン」までは判るが、後は生意気にポルトガル語を話すので、何を話しているのか私には判らない。

頷いてやると、ニコリとする。

 話が通じないと判って来たのか、「スズキサン  ・・・・・」の回数が減って来たように感じる。

 ポルトガル語、頑張らねば。 

 絆とは 空気の如く 色もなく

    割かれることなく 広がり続ける

 

 新しき 家族の絆 創るべく 

    我に教えよ 風たちよ来て

 家族の愛、夫婦の愛、兄弟の愛、友情、全てが強い絆でつながっていて欲しいと願う。

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