風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第490段

ありがとうセール

 12月10日、日曜日。

 我が陣営の今年最後の出店。

 サン パウロの郊外、パトリアルカ。

 ここでの出店は、5度目になると思う。

 小さな村の小さな公民館でのバザールで、沢山の来場客は望めない。

 また、12月に入り、クリスマス、お正月が待っていて、毎年、財布の紐が硬くなる時期である。

 それでも、出店しようと計画した。

 昨日の土曜日と今日、リベルダージのニッケイホテルでも、バザールが開かれていて、そちらの方は、テテとしんちゃんに任せてある。

 さて、今年最後のバザールとなり、今年を振り返りながら、伯と餅つくり。

 お客さんが少ないと思うし、そんなに気張って出店してもだめ。

 ゆったりとしようではないか・・・・・・・

 餅作りが終わり、荷揃えを終え、2人で夕飯の土曜日、午後8時。

 今年1年の出店のことなど、伯と話しながら・・・・・・冷え冷えセルベージヤ。

 伯の提案・・・・・”ありがとうセールをしよう!”

 どのように・・・・”全部、5ヘアウ(150円くらい)で売って、1年、よく買ってもらったお礼をしたら・・・”

 爺さん、反対するわけがない。

 決定である。

 当日、テーブルの上に並べる。

 いつものような値札はない。

 いつもは、10ヘアウ、9ヘアウ、8ヘアウと違った値段の値札を表示していたが、今日は、”ありがとうセール”・・・・値札はない。


 画面向こう側から、白餅、あんこ餅、餅の詰め合わせ、鯛焼き、そして、画面手前に、佃煮漬物類。用意した商品を全て並べた。

 さて、商品を前に、爺さん緊張・・・・・開店である。

 (71歳の爺さん、お見苦しいところ、ご勘弁)


やはり、お客さんがすくないなあ・・・・・・・

 大丈夫かなあ・・・・・・

 緊張顔に、心配顔。

 爺さんの写真かと思われる程爺さんに似ている、エプロンのブタさんも、心配そう・・・・・・


 少しずつ、お客さん。

 ”今日は、ありがとうセールで、全部、5ヘアウです。”

 ”材料は、いつもと同じなの?”

 ”同じです。1年間、買っていただき、ありがとうなのです!!!”

 【あら、嬉しいわ】と思っていただいていると感じる。

 ”ありがとうございます。また、来年もよろしく・・・・・・”なんて・・・・

 エプロンのブタさんも、一安心!


そして、餅の詰め合わせが少し残ったが、餅は完売。

 漬物佃煮は、写真のとおり。

 完売とは行かなかった。


よく頑張った1年であった。

 

 ちんちくりんタヌキ爺さんの写真は、このブログの読者様への”ありがとうセール”です。

 ”えっ???????・・・・・・・気分が悪くなってしまいました”と????

 そのつもりで、載せました。

 悪しからず・・・・・・

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