風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第467段

人生最後の仕事

  今、71歳、日本人の平均年齢には、まだ到達してはいないが、爺さん、よくも、こんなに、大きくなったもんだ・・・・・

 16歳の時から、アルバイトをはじめ、賃金をいただくことが出来る仕事を65歳まで続けることが出来た。

 詳しいことを書いても、しょうがない。

 なんとか、かんとか、生き延びることが出来た。

 定年退職し、もう、仕事のない人生に入っていくと思っていたが、ブラジルに来て、まだ、人生の仕事が残っていた。

 ありがたいことである。

 伯と2人で食べ物つくり。

 鯛焼きから始まり、大きなものとして、漬物、佃煮、餅。

 鯛焼きを売り始めたときは、1つのフェスタで、1日に600匹も売れたことがあるが、今では、珍しくもなくなり、1日、50個くらいになっている。

 漬物は、福神漬、ピリカラ漬は好評である。

 佃煮が、ブラジルではまだ珍しいようで、フェスタやバザール、カラオケ大会で、旋風を起こしている。

 ”安くて、美味しい”からである。

 コンパクトにし、買い易くしている。

 我が陣営の”爆買い”現場となっている。

 そんな中で、DAIKITTYの主力を何にするか・・・・・いままで、ああでもない、こうでもないと、思案してきた。

 ”とうふ”ということを考え、豆乳製造装置をはるばる500キロほど離れたマリリアまで視察に行ったが、採算が取れないと判断した。

 とうふ作りには、結構、体力を要する製造工程があり、伯と爺さんでは、無理と思い、その体力工程に代わるものを探したが、見つからない。

 諦めるという結果になった。

 それでは、どうするの?

 1つは、ALHO NEGRO の大量生産を目指している。

 そして、もう1つの柱を、伯と話し合った。

 

 この春に、手作りで、少量ではあったが作り、販売したもの。

 今でも、出店すると、これを買ったお客さんに、”今日は、ないですか?”と聞かれる。

 だから、これにしました。

 1度、仕込んで、半年、1年、熟成させればよい。

 ALHO NEGROも2週間、熟成させればよい。

 熟成させている間は、さほど手間がかかることはない。

 爺さんが、大宇宙に帰った後でも、伯が作り方をを知っているので、体力を使わずに続けることが出来ると思う。

そのフードプロセッサーがやっと、届いのである。


真ん中のロボット君のようなのが、フードプロセッサーです。

 大きさは、真ん中に緑色のペットボトルをおきましたので、大体の大きさは、お判り願えると思います。

 右側の2つは、フードプロセッサーの工程の前工程に使う圧力鍋です。

 伯は、ロットの関係で、2つ要るといっている。

 左端の背の高いのは、ミキサーです。8リットル用です。

 これは、今から目指す食品には使いません。

 我が陣営の企業秘密部分に現れる物体です。

 全体に、だんだんと、大型化しています。

 

 私の人生、最後の大きな仕事・・・・・・・”味噌作り”・・・”ALHO NEGRO"と・・・・

 そう決めました。

 頑張ります。

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