風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第442段

2人して


 幸せを感じている

午前3時起き

 餅作りの準備

 30分も経つと、アツアツの餅が出来る

 

 テーブルをはさみ、伯と向い合せで餅を丸める

 暖かくて柔らかい餅

 手に片栗粉をつけながら、丸めていく

 時々交わす言葉

 静かな2人だけの作業場

 

 遠く故郷を離れ、世界の片隅で、伯と2人で餅を丸める

 小さな部屋で

 ブラジルに来た目的・・・・・絆

 

 いつまでも、明日も、そして、生ある限り、続けたい

 

 たとえ、それが餅でなくとも、

 同じ心で、

 2人して

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