風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第433段

餅作り


 テテと伯が卸しをお願いしたヴィラ カホンの市場から注文が入った。

 明日水曜日の朝、納品ということになった。

 白餅5ケース、あんこ餅3ケースだけであるが、伯に作り方を教わりながら、爺さん、白餅とあんこ餅を作った。

 作ったといっても、片栗粉を両手にまぶし、暖かい餅をちぎり、計量し、丸めるだけである。

 人の手のひらが、物を丸くするのにとてもうまくできていることが判る。

 “くるくる、くるくる・・・”とうまく丸めることが出来る。

 暖かくて柔らかな餅の感触は、優しさがあり、とても気持ちが良い。

 爺さんでもうまくできた。

 明日は、グアリューリョスの2件の食品店からの注文で、白餅15ケース、あんこ餅6ケースを作ることになる。

 そして、金曜日からは、日曜日のナニワ会のバザールのための準備に入る。

 忙しくなってきている。

 伯だけに餅を作らしておくわけにはいかなくなってきた。

 爺さんも作り方を覚え、応援していこうと思っている。

 手のひらで、三角や四角の餅を創れと言っているわけではない。

 丸くてよかった・・・・・これなら、爺さんでも慣れていくであろう。

 少しずつであるが、注文が入ってきている。

 注文を大切にすれば、我が陣営の“安くて美味しい、そして安全”が判ってもらえると思う。

 どんどんと、注文が増えますように・・・・・・

 ヴィラ カホンでは、2件の食品店にお願いしたが、すでに5軒が餅を卸していて、そこには、まだ食い込めないでいる。

 お正月用の餅が毎年不足するから、その時に・・・・とのこと。

 それでも、そのチャンスを逃さずに、この時こそと思い、納品を待つことにした。

 一度、買ってもらい、“美味しい!!”と思っていただき、また、買ってもらえるようにしたい。

 そう、思う。

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