風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第413段

1箱しか売れませんでした


 6月11日、ブラジルでは”恋人の日”とされている。

 恋人同士、お互いにプレゼントを交換したりするようだ。

 その日を記念して開かれたリベルダージ、ニッケイホテルでのバザールに出店した。

 我が陣営にとっては、”恋人の日”のバザール出店ははじめてで、場違いかもしれないと思い、少なめに作り終えて参加した。

 会場である、リベルダージの本通にあるニッケイホテルでは、ホテルの前で、音楽を鳴らし、ホテルの中でバザールが開かれいること、そして、各店を紹介するアナウンスを道行く人に向け、幾度も流していた。

ポルトガル語ではあるが、我が陣営の紹介のアナウンスは、「手作りの餅、鯛焼、漬物があります。」といったものだった。

 しかし、道行く人は、反応が薄く、来場者は、ほとんどいなかった。

 たまにあった来場者も非日系人の方が多く、全く売れはしなかった。

 

 いつもは、どんどん売れていく白餅は、全く売れずに、午前中が終わってしまった。

 午後に入り、やっと1箱売れただけで、さっぱり・・・・・・・

 

会場には、お客が1人もいないときが多く、バザリスタも暇を持て余し、バザリスタ同士のおしゃべりが続いていた。

販売開始時の我が陣営のテーブル

そして、午後4時近くの我が陣営のテーブル

少し減っているだけであった。

伯が一生懸命に作った餅が売れない・・・・・・・

こんなに売れないのは、初めて・・・・・・

伯は、かなり落胆していた・・・・・

「こんな時もあるよ・・・」と声をかけるに精いっぱい・・・・・

新製品

味噌。

1キロの味噌・・・・

シイタケの佃煮

 この2品は完売・・・・・

 といっても、試験的に売っただけで、味噌は3個、シイタケは5個だけ

 とんとん拍子に売れてきたが、「いい気になるな!」と、世間様が教えてくださったのか・・・・・

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