風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第371段

ラインナップ(餅)


 もち米を使った食品をも作っている。

 ブラジルでは、普通の餅を白餅と呼んでいる。

 日系人の間では、白餅は人気がある。

 白餅を買うほとんどの人がすることは、パックしてある白餅を指で押さえて、硬さを調べる仕草。

 「もち米100%ですから、硬くなります・・・。」と、爺さん説明する。

 この“もち米100%”が効いているのか、よく売れる

 市販の白餅は、何時までも柔らかく、もち米以外の物が混ざって作られているものが多い。

 白餅を作る餅つき機を日本から持ってきているが、たくさんの白餅を作ることが出来ない。

 いつも、お昼を挟む頃には売れ切れてしまう。

 それを、ブラジリアお伯母さんの家族は、私たちと違った方法で白餅を作ってみえた。

 今度、その作り方で白餅を作ってみることにした。

 今までよりも時間的にたくさん作ることが出来る。

 他にもち米を使って作る物には、おはぎ、赤飯がある。

 おはぎは、売れるバザールと極端に売れないバザールがある。

日本でも、おはぎを食べる地方と食べない地方があるのか?と思ったりしている。

だから、会場別の販売状況のデータは、大切になる。

 おはぎは、あんこを被せた普通のおはぎと、きなこ、黒ゴマをまぶした3種類がある。

 「日本の赤福を思い出した。」と言われたことがあるが、嬉しい言葉だった。

 そうなりたいと思う。

 「おはぎとぼたもちはどう違うの?」と聞かれる時がある。

 「おはぎは、秋の花で萩から名前が来ていて、ぼたもちは、春の花で牡丹から名前が来ています。花の大きさからして、萩より牡丹の方が大きいから、ぼたもちが大きく、おはぎは、それに比べ、小さいのです・・・。」と。

 萩の花も、牡丹の花もブラジルには、ないようだ。

 

 もち米を使っていないが、あんこ餅がある。

 これは、市販の“白玉粉”を使っている。

 これを、レンジを使って餅状にし、あんこに被せる。

 不思議と、使っている材料について、聞かれない。

 

 先回のニッケイホテルで、おはぎ、あんこ餅、焼き饅頭を1パックの詰め合わせにして販売してみたら、好調な売れ行きだったので、この詰め合わせを充実させていこうと思っている。

 焼き饅頭は、白あんを使っている。

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