風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第262段

ラインナップ(漬物)

 鯛焼の段で書かせて頂いたが、漬物も世界一美味しいと自負している。

 世界一美味しいとは・・・・・。

 その根源は、「ああ、また食べたい・・・。」と思う食べ物で、価格ではない。

 人によっても違うであろう。

 私は、日本にいた頃に、“丸亀製麺”の“釜揚げうどん”や、“王将”の“ラーメン”をよく食べに行った。

 何度、食べても、美味しいと思った。

 また、JR名古屋駅のビル(高島屋と思ったが、記憶は、定かではない。)の中で、スパゲッティー専門店で、“五右衛門”という店に入り、スパゲッティーを食べた。

 今まで、食べたことがない、美味しさで、あの美味しさは、今でも忘れることが出来ない。

 お金がない、貧乏な私でも、世界一と思って食べる物がたくさんある。

 “もう一度・・・・・食べてみたいなあ・・・。”

 その最たるものは・・・・・おふくろの味。

 おふくろのみそ汁、肉じゃが、ラーメン、・・・・世界一美味しいと思う。

 

 そんな、”もう一度、食べてみたなあ・・・“と思うものを愛情込め作っている。

 

 漬物の始めは、“キュウリのQすけのピリカラ漬”を作った。

 はじめは、インターネットで見た通りのレシピで販売した。

 なかなか、思うようにはいかなかった。

 唐辛子の種類を変えてみたり、醤油のグレードを変えてみたりした。

 漬物1個の厚みを変え、食感(ポリポリ感)が一番いい厚さにした。

 また、唐辛子を粉の物に変えたりした。

 愛情を、あちらこちらに、ちりばめて・・・・・。

 だんだんと、ピリカラ漬が売れ出し、電話でどこで売っているかとの問い合わせがあるようにもなった。

 幾度も買ってもらえる客が出来てきた。

 このピリカラ漬は、唐辛子が、すごく効いているので、お客の中には、「辛すぎる。」と買ってもらえない客もいた。

 唐辛子の量を半分にし、もう一つは、唐辛子なしの物を作り、辛口、中辛、甘口の3種類を作り、販売した。

  中辛でも、結構な辛さである。

 “ニンニク忍者、忍八”は、これも唐辛子を効かせた漬物で、ニンニクは、少し柔らかくしてある。

 この柔らかさも何度もトライを重ね、これでよいとおもう硬さにしてある。

 ニンニク特有の臭いも和らいでいる。

 ニンニク好きの人に、大好評である。

 福神漬には、にんじん、だいこん、なす、しいたけ、こんぶ、シュシュ(ブラジルのウリ)、ごまが入れてある。

 日本の福神漬にくらべ辛い。

醤油味で仕上げてある。

 福神漬は、他の店でも売られる時があるが、他の店より、味、価格で負けていない。

 今、種麹を入手することが出来たので、だいこんで“ベッタラ漬”風の漬物に挑戦している。

 塩味と醤油味である。

 他に、ダイコンの味噌漬け(唐辛子入り)、ベテハバの酢漬けなどを作って販売したが、売れ行きが悪く、販売中止にしたものもある。

 また、後段で書く佃煮の新発売で、販売する品物の種類が多くなり、露店の狭い販売机の上では、煩雑になりすぎてきたので、キュウリのQすけは、中辛1つにして販売している。

 食べ物を作っているときは、いつも、あまり人がやらないことをやってみようと思い、作業している。

 インターネットでレシピを探し、自分なりにアレンジし、トライをしていく。

 漬物だけでも、まだまだ、新しいものが出来るように、トライをしていきたい。

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