風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第357段
ウオーキング(その4)
ウオーキングは、マチダ家に近いスーパーマーケットの駐車場の周囲を歩く。
車の排気ガスや、犯罪に会うことが少ないから、安心である。
朝7時からであるが、スーパーマーケットはまだ開店していない。
駐車場を含め、スーパーマーケットの敷地の周りには、高い塀が作られていて誰でも入ることが出来るわけではない。
ウオーキングの会に入会した初日に、開店前でも入場できるパスポートを発行してもらった。
まだ、開いていないゲートには、警備員が置かれ、入場者のチェックをする。
パスポートを見せ、スーパーマーケットに入る。
会員は、20名ほどで、アラサーは女性で2名、後はアラフォー以上。
男子は、私を含め4名とインストラクターの40歳くらいで背丈が175センチくらいでスラリとし、いかにも体育系であると言わんばかりの姿である。
男子4名は、参加者の平均年齢を上げるために参加しているようなメンバーで、私は、最高年齢から5本の指に入るくらいの年齢層である。
7時になると、軽いストレッチをこなし、ウオーキングに入る。
1周400メートル余りの駐車場を、自分のペースで歩く。
歩き初めてまだ、1週間余りだが、その間、太陽は、雲の合間にだけ顔を出すだけで、朝の涼しさの中のウオーキングになっている。
思い思いのペースで歩いている。
短足のちんちくりんタヌキは、だんだんと集団から離れ、シンガリを務めることになる。
スタイルの良いインストラクターがタヌキを追い越していった。
タヌキは、必死にインストラクターの歩く姿を真似し、インストラクターが右足を出したら、タヌキも右足を出す。
インストラクターが左足を出せば、タヌキも左足を出し、同じペースで一生懸命についていこうと頑張った。
ところが、同じように右足、左足を出しても、だんだんインストラクターが前方遠のいていった。
何んで?・・・・・・・・わかりません・・・・・・・。
摩訶不思議・・・・・・。
タヌキは、背筋を伸ばし、すり足歩行でなく、しっかりと足を上げて歩いているからなのです。
そうしておこう・・・。
同時に出発した参加者が、二十日遠くに見えるようになってしまう。
ちんちくりんタヌキの足の部品のボルトはずし、部品を取り換えて、スタイルの良い長い足に
付け替えたら・・・・きっと。
いやいや、私は、タヌキ。
変速機を少しづつ、ギヤーチェンジし、だんだんと速度を増していけるように、日々、努力。
タヌキだから「100段変速機、徐々に加速大作戦」くらいの忍法は、お手のもの。
1月10日に、後ろの右足を切断した猫の美凛も、うまく歩くようになっている。
負けませんよ。
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