風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第353段

謝罪文


 「このたびは・・・・・・・・・・・・・・・・・申し訳ありませんでした」とお詫び申し上げなくてはならないと思っています。

 土曜日、ニッケイホテルのバザール1日目。

 伯と私、そしてテテとテテの恋人4人で2台の車に分かれ、朝、まだ暗い6時にマチダ家を出発した。

 7時前にホテルに到着。

 バザールの準備にかかり、1時間ほどで準備を完了した。

 バザールの係りの方に「今から帰り、明日、販売するものを作ります。会場は、弟たちに任せます。」と伝え、伯と私はトンボ帰りでマチダ家に戻った。

 さあ、明日の餅、おはぎ、饅頭、そして、鯛焼のクリームを作った。

 どんどん、作っていった。

 クリームが冷め、鯛焼の具として、鯛焼を完成させようとし、鯛焼を並べた。

 “あれ?・・・・・・?・・・・・・・・・・カビが生えている”

 小さな(1ミリにもしない)濃緑色のカビが生地に発生しているのを発見した。

 「伯、ちょっと見てくれ・・・・・」

 伯も、「カビ!」と・・・。

 防腐剤は使用していない。

 すぐにテテに電話を入れ、「鯛焼をしまって売らないでくれ。」

 午前11時半、開店から1時間半後の事であった。

 

 夜になり、テテたちが帰ってきた。

 鯛焼を見ると、少しカビが出ているものがあった。

 どうして?

 伯と話し合い、原因を探った。

 今は、1月、ブラジルは夏。

 今まで、この時期に鯛焼を焼き、販売したことはない。

 この時期は、みそ汁なども、冷蔵庫に入れておかないと、すぐにカビが生えしまうと伯の言葉。

 これなのか・・・・・?

 もう1つ、今までになかったことがあった。

 鯛焼の生地を作るのに、泡立て器でメレンゲを作る。

 メレンゲは時間経過とともに、泡がはじけるのか、だんだんとメレンゲ状から遠のき、焼く前の状態に流動性が出てくる。

 いつも作っているときは、多少の流動性が増すことはあったが、今回は少し違っていた。

 今回は、4回に分けて生地を作ったが、最後の生地は、焼く段階で、メレンゲ状にしたはずの生地がだらだらになっていた。

 それでも、焼き上がりに変わりはなかった。

 生地がだらだらになるということは、玉子が新鮮でなく、古かったのではなかろうか?

 いつもの店で、いつものグレードの物を購入したのだが・・・・。

 話し合いをし、この2つが原因ではなかろうか?

 気温については、気温が暑い時には、冷蔵庫に保管することにしたいが、冷蔵庫に入れると、フワフワ感が落ちる。

 作り置きするのを販売時間に近づけていかねばならない。

 そして、新鮮な玉子を調達しなくてはならない。

 

 夏場・・・注意!!!!!

 今回のバザールでは、いつもブログを読んで頂いている方が前に「鯛焼を食べてみたい・」といってみえたのに、得意の鯛焼を提供できなかった。

 残念に思っている。

 【温度注意!!!玉子注意!!!】

もう一度、お買い上げくださった方には、本当に申し訳ありませんでした。

0コメント

  • 1000 / 1000