風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第342段

3日後のにゃんこ1世

 癌のため、右後足を根元から切断して3日が経った日系ブラジルにゃんこ1世の美凛。

 元気でいる。

 帰ってきた日の夜8時ごろに、猫のなき方とはかけ離れた「ウオー、ウオー」と大きな声で2度吠えた。

 きっと、痛かったのであろう。

 1年前、私が胆嚢摘出の手術後、麻酔が切れた時に、痛みがひどく、吠えていたことを思い出した。

 3本脚になってしまったが、術後1日で時折、うまく歩いている。

 でも、食欲がない。

 伯が水をやると、少し飲むだけ。

 今日で3日経った。

 まだ食べようとしない。

 痛み止め、化膿止めや塗り薬と5種類の薬がある。

 口の中が、薬でいやな味がしているのであろう。

 猫には魚、ということで、キャトフードを止め、魚はどうか・・・と煮干しをやってみたが食べない。

 水を止めて牛乳にしたら、よく飲む。

 伯が、私たちの昼飯で、煮魚の鯛を作った。(ブラジルでは鯛はさほど高い魚ではない)

 その鯛を細かく刻んで、美凛に食べさせた。

 少し食べ、だんだん多く食べるようになった。

 ”腐っても鯛”・・・・・・とはこのことか・・・・・・と思った。

 美凛が鯛なら食べると知った伯は、私たちの鯛は、お預けにした。

 美凛にとっておけばよい。

 私も賛成。

 食欲はなかったが、医者が言った3日の間とのことは、無事通過した。

 心配は、薄らいだ。

水をやっても、あまり飲まない。



 鯛の身を刻んでやったら、食べた!!!!!!

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