風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第341段

日系ブラジルにゃんこ1世

  伯が可愛がっている猫。

 詳しくは、第9段で紹介しましたが、その猫の名前は、美凛(ミリン)と言う。

 伯が日本からブラジルに連れて帰った猫2匹のうちの1匹である。

 真っ白で大きく、片目だけが青い目をしている。

 日本で生まれている。

 人の年齢でいうと、90歳を越している。

 そんな”日系ブラジルにゃんこ1世の美凛”が癌にかかってしまった。

 右足の皮膚にできている。

 右足を切断しなければならないようだ。

 

 伯と善後策を話し合った。

 結論は、転移していたら、もう、歳だから切断せずに、このままにしておいた方がいいのではないか。

 もし、転移していなければ、切断もやむを得ない。

 意見は、一致した。

 検査の結果は、転移していなかった。

 だから、右足を付け根から切断することにし、今日1月10日、手術を終えて帰ってきたばかりである。

 まだ、麻酔が効いているようで、おとなしくしている。

 医者の話だと、今日、明日を乗り切ればとのことで、5時間おきに痛み止めなどの処置をすることになった。

 伯は、動物好きで、小さい時から、たくさんの捨て犬や捨て猫を家に連れて帰り、育ててきた。

 その中でも、伯にとっては、家族と離れ、1人で日本で生活していたころに、第9段でも書いたが、拾って来て育てたという経緯があり、心に思うことの多い猫である。

 いま、痛々しい姿になってしまい、かわいそうである。

 でも、癌は転移していない。

 90歳を過ぎているが、もっと、もっと長生きして欲しいと思っている。


昨年、1月10日は、私が、胃のあたりに痛みを感じ、医者に行き、胆嚢が悪化しているということで、翌11日に胆嚢摘出の手術をした。

 ちょうど1年が経過している。

 痛みはなく、晩酌を、水曜日、土曜日、日曜日に伯と一緒にするまで回復した。

 伯と一緒は、飲み過ぎないようにとの伯の監視も含まれているようだ。

 美凛もよくなり・・・・・・・・・・”美凛よ!お互いに、長生きしようぜ!”

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