風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第340段

大切にしてきた言葉

 露天商は、4年目に突入する。

 昨年までは、バザールの出店は、3月からであった。

今年は、1月下中からすでにバザールに出店することが出来た。

 私がポルトガル語を話すことが出来ないため、伯に渉外の仕事を全て任せている。

 バザリストの間をうまく泳ぎ、友達を次々に作ってきた。

 そのおかげでバザールやフェスタの情報がどんどん入ってくるようになっている。

 来る1月28日、29日にはリベルダージにある〇〇ホテル(前段で曰く因縁付きのホテルと書いた)でのバザールが今年の始めのバザールになる。

 大きな課題を含ませたバザールである。

 一歩前進できたら・・・・そんな思いのバザールである。

 このバザールに向けてすでに、漬物作りなど始めている。

 また、工場拡張のためのシュミレーション、新しい食べ物の試作など、新年早々、忙しい毎日になっている。

 そして、販売ルートをどのようにするか、ブラジルの商法がどの様であるか、勉強しながら決めなくてはならない年になった。

 やらねばならないことが山ほどある。

 1つ1つこなしていこう。

 いつも忘れないでいる言葉を大切にしながら・・・。

 その言葉は、私が、55歳で転職した先の会社の社長の言葉である。

 私の生涯で最もお世話になった人である。(詳しくは、このブログの第229段から第233段に書かせて頂いた。)

 その社長の言葉である。

 月曜日の朝は、この会社では、毎週、幹部会議が行われた。

 小さな会社で、幹部と言っても数人だけの会議であった。

 ある幹部の発言に社長は「できないことばかり発言するな!どうしたら出来るかを考えろ!」

 それ以降、何かをやるときは、この言葉を大切にした。

 「やらねばならぬこと、やってしまわなければ・・・。」そう思い、ISO9000取得、事務のコンピューター化のためのライセンス取得、労働基準局の指導で衛生管理士の資格取得など頑張った思い出。

 全て、念頭に置いた言葉が行動に移させた。

 「出来るかを考えろ!」

 今、伯が食品会社を展開するに、再び、「どうしたら出来るかを考えろ!」

 新しい年になり、すでにそれが始まっている。

 食品の販売方法、新しい食品の開発、食品工場の拡張、そして、ブラジルでの食品衛生法。

 それをこなすのに基本となるもの。

 難しく考えないで、単的に2つに絞った。

 “Q.C.D,“と”5S“・・・・・・この2つで、全ての事をやってみようと思っている。

 難しい技法は使わない、というより、知らない。

 これで行こう・・・。

 「できないことばかり考えずに、どうしたら出来るかを“Q.C.D.”と“5S”を使って考えろ!」

 今年は、これで行こう・・・・・そう決めた。

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