風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第335段

年の暮れ総括(出店編)


 今年は、よく頑張った。

 昨年まで参加していなかった、というより、こんなことがあることを知らなかったカラオケ大会への出店。

 そして、フェスタとしては、スザーノの花の会、憩いの園、モジのふるさと祭りに初めて参加した。

 フェスタは、バザールやカラオケ大会に比べ、参加料が3倍、4倍と高いが、それなりに売り上げが多い。

 モジのふるさと祭りでは、2日連続のフェスタで、今まででの最高の売り上げを上げることが出来た。

 しかし、憩いの園のように、雨にやられて、客は来ず、売上なんて、知れたものと、天候に左右される部分がある。

 カラオケ大会は、朝7時から夜遅くまで開かれることが多く、1日中、日本の歌を聴きながらの商売となる。

 音痴爺さん、曲に合わせて、鼻歌気分。

 ここだけの話であるが、聞いちゃあおれない歌も、たまにあります(本当にたまにですゾ)。

 メリットは、参加料がとても安いことと、食べ物の店が少ないことです。

 ところが、ベテランのバザリスト達が口をそろえて言うことには、「昔に比べ、だんだん客が減っている。」とのこと。

 そうかもしれない。

 我が陣営がブラジルで初めて出店した、3年前のサント アンドレの七夕祭りの時には、通路いっぱいに客が溢れ、歩くにも儘ならなかったが、今年は、肩が触れることなく通ることが出来る程度であった。

 不景気ということがあると思うが、近年のスーパーマーケット、量販店、インターネットでの買い物、しかも、クレジットでの買い物と、買い物の形態が変わってきているのかもしれない。

 こんな要素を念頭に入れながら、参加していかなくてはならないと思っている。

 12月は低調なバザールであったが、今年1年を通してみると、出店の回数が伸び、よく頑張ったと思う。

 前段の草取りなどを止めてしまったのも、やる気の問題以外に、出店回数が増え、それどころでない部分が大きな原因となっているのを否定することはできない。

 朝早く、夜遅くまで、爺さんよく頑張った。

 漬物について、リベルダージの観光ホテルに納品できそうな雰囲気であったが、ブローカーの商取引のルーズさに苛立ち、ブローカーからの電話を切ってしまった。

 ブラジルで、1時間、2時間待ちは慣れている。

 ただ、待たせに待たせた挙句「行けないから、フロントに預けておいてくれ。」では、今後の取引が危ぶまれる。

 そう判断した。

 ブラジルでは、これでも我慢しなくては、商取引ができないのだろうか。

 我慢・・・・・・我慢・・・・・我慢だ爺さん・・・・・・。

 だから、製造は「美味しいものを安く、安全に」を考え、やっていくが、営業をどのようにするか、これが、課題である。

 来年は、平日の市場や、インターネットを使った営業を始め、1歩前進したい。

 食品工場を完成させるため、前進しなくては、何のために、食品工場を作るのか・・・・。

 仕事が増えたから、工場を作るのでなければ、陳腐だ。

 やっと、工場の雨漏りが止まったところで、後は、何も変わっていない。

 「小さな葛籠」では、済まされなくなってくるのがわかる。

 どんどん、やらねば、爺さん日本に帰れないゾ!!!!

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