風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第323段
1204ブラジル集会
報道によると、12月4日、汚職撲滅、汚職捜査権限の縮小を撤回させるために大規模なデモが行われた。
先週、下院で可決した汚職防止法の修正案は、汚職捜査にかかわる検察官や判事を職権乱用ということで、処罰すると決めたようだ。
また、これは、報道ではないが、世間で聞いた話であるが、「今までの汚職は、水に流そうではないか。これからの汚職だけにしよう。」なんてやっているようである。
全く、国民を馬鹿にしている内容である。
汚職捜査権限の縮小?
決めることが国民に背を向けるもので、捜査権限の拡大でなくてはならない。
こんなことが国会で通ること自体、不可思議極まりない。
国民が許すはずがない。
といっても、ブラジルでは、汚職などに対する怒りのぶつける先が見つからないのか?
今回のデモは、サン パウロで1万5000人、首都のブラジリアでは、5000人(警察発表)と発表されている。
ブラジルは広いが、何かあちこちばらばらで、遠巻きに叫んでいるようにしか思えない。
首都ブラジリアに集まり、国会議事堂を取り巻き、頑張って欲しいと思う。
お国柄、あまり過激な行動は、命に係わる事態になるのか、この辺りは、日本と違う気がしている。
なんとか、ならないものか・・・。
明るい話がある。
英雄的な話がある。
英雄が今までいなかったようだ。
「セルジオ モロ」という名の判事がいる。
モロ氏は、国営石油ペドロブラスを舞台にした20億ドルの横領事件を暴き、これまで手が及ばなかったエリート層に対して、ひるむことなく、実刑判決を言い渡している。
ブラジル政府内に蔓延している汚職(これを議員たちは、あたりまえと思っているようだ)を一掃し、ブラジルを素晴らしい国にして欲しいと思う。
現大統領は、彼を恐れ、おかしな法律を決めてしまい、逃げようとしているのであろう。
2年以上にも及ぶ「洗車作戦」を指揮する「セルジオ モロ判事」を大統領にとの声もあるようだ。
私も、そう思う。
大統領にならなくとも、第2、第3の「セルジオ モロ」が現れ、悪政治家をバッタ、バッタとやっつけて、いい国になって欲しい。
それを指揮して欲しい。
「落書きをした者をトッ捕まえて、ぶっ殺す」と思っている爺さんです。
こやつ等を連れてきたら、動物園の檻に入れ、鎖につないで、飯と水だけ与え、檻には、「汚職した政治犯 〇〇」と表示し、延々と見世物にしてしまえ。
これでも、生ぬるい気がする。
政治の世界の事は、あまり書きたくないのですが、あまりにも憤りを感じ、書かせてもらいました。
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