風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第312段

不景気に追い打ちか?


 サン ベルナルド コンポの瑞穂文化センターでのバザールが11月20日にあった。

来場者の数に比べ、売り上げが伸びない。

 隣で衣料品を売っていたベテランのバザリスタの話は、「もうすぐ、クリスマス。みんなお金を使わないよ。

今日は、不景気の上にクリスマスが来る・・・・。」

 このバザリスタが言ったように、来場者は、店の前を歩くだけの人が多かった。

 「エスペリメンタ」の効き目があまりなかった。

 ここ瑞穂文化センターのバザールでは、先回もそうであったが、主催者が餅やあんこを使った食べ物を売るために、我が陣営は、餅、おはぎ、鯛焼のあんこなどは売らせてもらえない。

 鯛焼はクリームだけで、他には漬物、佃煮、生姜糖といったものだけで販売しなくてはならない。

 急遽、伯が、「きんぴらごぼう」や「あじ味噌」を作り、売ってみた。

 

 完売したのは、タツクリだけで、他は残ってしまった。

 それでも、何とか赤字にはならなかった。

 出店料さえ売り上げが出来なかった店もあったようだ。

 

 本当にクリスマスのせいかなあ・・・・。

 そうであってほしいと思う。

 景気が戻ったら、少し値上げをしたいのだが・・・・。

 「不景気の中、たくさんの人に食べてもらおう大作戦」はまだまだ続けなくてはならない。

 先回のモジでは、漬物と佃煮だけでも販売数は2日で350個を越した。

 今回でも、売れないといっても、漬物と佃煮だけで40個余りを販売できた。

 この作戦は、間違っていないと思っている。

 ただ、薄利多売を狙っての事である。

 伯と2人で考えた大作戦・・・・・。

 種明かしをすると、いとも単純な発想で実行に移している。

 沢山売りたいものは、5ヘアウか10ヘアウに調整して販売しているだけである。

 これは、「100均」をまね、買いやすい値段で、しかも、お釣りがいらないように設定しただけである。

 皆さんが「100均」では、あれもこれもと買いやすいと買い物をするように。

 ブラジルの紙幣は、5ヘアウ、10ヘアウがある。

 ワンコインのように、ワン紙幣で、お釣りがない。

 だから、我が陣営委でも、5ヘアウのものを2種類、3種類、4種類と買っていく客がたくさんいる。

 1つ買いが少なくなっている。

 10ヘアウのものは、なかなかそうとはいかない。

 今日は、大作戦の種明かし・・・・・・。

 種明かしは、いつでも、明かした後は、「なーんだ、そんなこと…。」なんです。

 ほんとにそうなのか、検証をしていないが、爺さん、それを信じてやまない。

 でも、小さな葛籠をめざしてがんばろうと思う。

 

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