風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第300段

水曜日(その9)

  グアルーリョスの街に限らず、ブラジルの街には、交差点に必ずその「通りの名前」を記した看板があるようだ。

 東西の通りの名前は、なにがし通り、南北の通りの名前はなにがし通りと書かれ、その下に次の交差点までの番地が書かれてある。

 だから、自分が今から行きたいと思うところの通りの名前と番地がわかっていれば、目的地のたどり着くことが容易である。

 日本より簡単に見つけることが出来る。

 そして、各家には日本のように「善田善太」とか、「悪野悪之進」などと名前の入った表札はない。

 その家の番地が書かれた番号札が掲げられている。

 それも、家の並びに合わせて数字の並び順に配置されている。(下の写真の番号)

 ブラジルの所番地の付け方は日本とは違う。

 日本の番地は、何町何番地というように、地域で決められているが、ブラジルでは、何通り何番地と通りの名前で路線で決められている。

 マチダ家は、「ESTRADA AGUA CHATA 3865 ‥‥‥‥」となっていて、「アグア シャタ 街道 3865番地」となる。

 街道は長く、たくさんの家が建っているので、番地が大きな数字になってしまうのである。

 通りの名前は、人の名前を使っているものと、月日を使っているものが多いようだ。

 上の写真の「Rua Felicio Marcondes」は、人の名前,「Rua Nove de Julho」は月日である。

 人の名前の通りには、日系人の名前の付いたものもたくさんある。

 例えば、「Estrada Particular Sadae Takagi(女性の名前)」、「Estrada Particular Eiji Kikiti(男性の名前)」、そして、苗字だけのものもある。

 私と伯が食材の買い出しに行くモジ ダス クルーゼスには、「Estrada Suzuki」という名前の街道がある。

 買い出しの時に通りはしないが、近くを通る。

 自分の街道のような気がする。

 

 そして、日付の通りは、何かの記念日にちなんでつけたと思われる。

 写真の「Nove de Julho]は、「7月9日通り」となる。

 「7月9日何何記念通り」を略して日付だけにしてあると思う。

 街道の名前で所番地が決められているのは、わかりやすい。

 交差点に必ず、通りの名前が掲げてあるので、わかりやすい。

 でも・・・・・・交差点の角地は、どちらの通りの番地になるのだろうか・・・・・別に問題ないと思うが、決まりがあるのだろうか?・・・・・・わかりません。

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