風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第262段

1月の風(2016年)

 12月から続いている。

 空は、碧色を忘れたのか?

 毎日続く、厚く、何処までも広がる灰色の雲。

 そして、雷雨。

 グラルーリョスは、夏になろうとしているのに寒く、気温が上がらない。

 エルニーニョ現象である。

 日本では、暖冬のようなことも聞いている。

 空を見上げても鬱陶しく、灰色の雲が、不景気雲に見える。

 天候のせいで野菜などは、今までよりも倍の値段となっている。

 また、財政難で、バス、地下鉄の運賃も再値上げした。

 年初めだが、いいことがない。

 でも、今年は「リオのオリンピック」。

 日本のように、あちらの街、こちらの街で、「オリンピックだよ…。」といったポスターなどはない。

 オリンピックが開かれ、「オリンピック景気」を期待したいが、もう、終わっているか?

 2年前の「コンフェデレーションカップ」の時の値上げ反対のデモ。

 そんなことにならずに、順調に進行して欲しいと願う。

 そして、景気が回復して欲しい。

 リベルダージへの出店の可否の連絡は、まだない。

 「何時々々までに応募してください。」は、応募時に決められているが、何時選考し、どのような方法で何時、可否を連絡するのかが、発表されていない。

 以前、伯の友達が、ある銀行の行員募集を見て、応募したが、1年しても返事がなく、その返事を待たずして日本に仕事を探しに出た。

 その後に、銀行から採用の通知を貰ったという話を聞いた。

 リベルダージがこんなに遅れて可否を通知してこないで、早く通知してほしいと思っている。

 じれったい感じの毎日である。

 

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