風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第244段

年の瀬(その2)

 庭づくり


 相変わらず、草取りを続けている。

 日本に滞在中は、40日も放置しておいたら雑草は、好き勝手に伸び放題の状態と思っていた。

 ブラジルに戻ってみたら、思ったほどの荒れようではなかった。

 夏草のように伸びてはいなかった。

 特に、「草取り追試」を幾度かした場所は、雑草が少なく、今迄の苦労が報われつつあるように思えた。

 ブラジルに戻り、草取りだけでなく、野菜を育てたり、花を植え始めようと思った。

 当初の計画とは、全く違った庭になりそうである。

 新しい土を入れ、畑を作ったりしようと思っていた。

 けれども、それをするには、費用がかさみすぎる。

 野菜は、プランターで袋詰めの土を買い、それで育てようと計画を変更した。

 プランターと土を購入し、種からキュウリ、トマト、カリモリなどを育ててみた。

 なかなかうまく育ってくれない。

 園芸店で購入した土でも、野菜を育てるには、まだまだ、栄養分が少なすぎるのと、雨が降ると、プランターに水が溜まってしまうような水はけの悪い土である。

 園芸店を変えて土を購入し、再度、種まきをしてみた。

 少しばかり、成育が良くなったが、野菜の苗は、私と反対の、ひょろ長い痩せた苗しかできない。

 肥料を考えなくてはならない。

 これが課題となった。

 

 庭を作ろうとし、もう、1年半がたった。

 よく頑張ったと思うが、なるべく費用をかけないで、作ろうと思っている。

 通路は、ビニールシートを敷き、その上に砂利を敷くことにした。

 砂利は砂利でも、丸くて白い石ではない。

 そんなのを使ったら、おまんまを食べることが出来なくなる。 

 コンクリートを作る時の使う砂利に決定!

 これで良い。

 あとは、野菜のプランターを置き、ところどころに花を植えたりしようと思っている。

 枯らさないように注意をしながらである。

 完成を私の70歳の誕生日までには、と思っている。

 頑張ってみよう。

 完成といっても、何時までも草取りは続くであろう。

 初めの頃と違い、時間当たりの草取りの面積は、だんだんと広くなっている。

 グランドカバーには、雑草が少なくなってきている。

 漸近線の完成も近い。

 実は、日本に行く前は、左の肩と腕を、草取りの疲労のため痛めていた。

 左の腕を下にして、寝ることが出来なかった。 

 日本で40日間もの間、サボタージュしたら治ると思っていた。

 日本で、ポケットチッシュを頂いた時に、同じ袋にそっと「張り薬」を忍ばせて頂いた。

 それを、貼り始め、左の方を下にして眠ることが出来るようになった。

 日本にいる間、草取りをしないから、完治出来ると思っていた。

が、それが出来なかった。

ブラジルに戻り、張り薬を買いに行ったが、高くてどうしようもない。

 「アロエ」が庭に植えてあり、アロエの汁をぬっている。

 結構、効きます。

 少しづつでも、痛みが無くなっている。

 

草取りは、何時まででも続くと思っている。

 だんだんと、その量は減っている。

 しかし、何時まででも、続けよう。

 この左腕の痛みは、友達と思うことにした。

 それでいい。

 痛みと共に、大宇宙に帰ればよい。

 

 何時までも、何時までも「草取りができますように・・・。

 健康でいられますように・・・。」

       1年半 ジャングル庭の 変身は

           まだまだ続く 爺さん頑張れ

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