風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第214段
40日間、日本滞在(その22)
太極拳
ブラジルに行く前の8ヶ月間だけのお付き合いであった。
健康のためにはじめた「太極拳」
たった、40日間の日本滞在であったが、朝錬に参加させてもらった。
土曜日の朝は、JR尾張盛岡駅から歩いて5分ほどのところにある「臨江寺跡」での朝錬である。
10名ほど集まっていらした。
日本に帰ったとの、連絡をせずに顔を出したので、少し驚かれたようであった。
朝日の中、懐かしく「ストレッチ」「気功」「一三式」「二四式」の練習をした。
私がブラジルに渡る少し前に太極拳を始めた二人の方や、私がブラジルに渡ってから始められた方もいらした。
私は、ブラジルでは1人で朝練習をしているが「一三式」だけで、「二四式」はやらなかったので、全くわからなくなくなっていた。
私の太極拳は、いっこうに上達していない。が、皆さんうまくなられ、軽やかな身のこなしであった。
そして、日曜日の朝は、「於大公園」で、ウオーキングをしている人も入っての朝錬である。
あの頃、私は、ウオーキングをしていて、この仲間に入れていただき、ここで太極拳に初めて触れた。
健康第一と考えて・・・。
東浦は、太極拳が盛んな処で、この会以外にも、幾つかの会があると聞いていた。
私は、健康第一とし、この会に入会したのだが、健康第一どころかこの会は、たいそうハイレベルの会であった。
2年に1度台北で開かれる、「太極拳の世界大会」に参加している。
しかも、個人戦、団体戦で金メタルを沢山獲得している。
「世界大会」は、10月に開かれるとあって、今、その準備をしているところであった。
その邪魔をしてはいけない。
静かに、隅っこで練習させていただいた。
太極拳の先輩の芹沢さんからは、私によくメールを送っていただく。
その芹沢さんの掛け声で、「臨江寺跡」で朝錬している人が集まり、台湾料理で伯と私を接待していただいた。
ほんの、8ヶ月のお付き合いであったのに、有難い酒宴であった。
短い間のお付き合いであったが、忘れません。
太極拳は、何時までも、続けます。
「世界大会」、頑張ってください。
気を入れて 動く姿や 太極拳
世界大会 何時もの力を
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