風よ伝えて(爺さんのブラジル)第573段

手紙



 “母の日”・・・・私にとっては、“おふくろの日”

 おふくろと生きた日を思い巡らす。

 もう、50年ほどたってしまっている。

 そんな前の事でも、思いが巡る。

 その思いの中で、いま、1つのお願い。

 私は、その50年ほど前、まだ、若かりし頃、家出をしたことがある。

 誰にも、行き先を告げずに・・・・

 その日は、我が故郷、高浜市の祭礼の日。

 “ちゃらぼこ”のかん高い太鼓が響くなか・・・

 そして、大阪へ・・・・

 おふくろにさえ、行き先は・・・

 そのおふくろが・・・

 ある人へ、1通の手紙・・・

 

 この手紙があることを知ったのは、ブラジルに移住し、1年半過ぎた頃に、日本に戻った時の事

 あなたに会い、初めて・・・・・知った

 まだ、手元に置いてある・・・おふくろが書いたあなたへの手紙・・・・

 私は、その時、読んでみたい・・・・読みたい・・・そう、思った

 でも、言葉には、ならなかった・・・・

 おふくろの日、思いが巡る中、あの時のおふくろの思い・・・・

 読みたい・・・・・そう、思う・・・・

 もし、あなたが、このブログを読んでくれたなら・・・・・

 コピーでも、なんでもいい・・・・・

 おふくろの手紙・・・・

 

 きっと、私を、叱っている・・・・

 優しいおふくろだけど、この時だけは・・・

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