風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第422段

買出し

 伯が作った白餅、あんこ餅、おはぎなどが好調である。

 今年の2月にブラジリアの伯の伯母さんの農場にとうふの作り方の見学に行った時に教わった餅の作り方を参考にし、伯が独自で改良した作り方である。

 作り方は、誰にも教えない!!!

 ただ、”伸びる、伸びる・・・・・のび太君”

 他の餅と比べ、伸びる。

 今までは、もち米、小豆、白玉粉などは、爺さんがリュックサックをしょって、バスと地下鉄を乗り継いでリベルダージまで買出しに出かけていた。

 次のバザールに必要な分だけ買い、リュックサックに詰め、リュックサックに入らないものは、レジブクロのまま、両手で持って運んでいた。

 それが、予想に反し、たくさんの量になり、爺さん、持ちきれなくなった。

 だから、車でリベルダージまで行くことになった。

 そして、またまた、どんどん買出し品が多くなってきた。

 どうしましょう・・・・・・・

 伯が言った。

 「1ヶ月分を大体計算し、一度に買出しをしてしまう。」

 以前から、ルースの商店街に行くと、安く仕入れができる場所があることを知っていたが、大量に買わなくてはならない。

 ルースの商店街には、ルースが値段の安いのを理由に遠くからも商売人が買出しに来ている。

 いわゆる、卸し問屋街のようなところの様である。

 伯とテテが車でルースまで買出しに出かけた。

 もち米の50キロ入りの袋、リベルダージに比べ、少し安い。

 小豆も50キロ入りの袋、リベルダージの半値に近い。

 その他、漬物用の容器など、格安で買うことが出来た。

 容器は、500個と今までの5倍くらいの量を仕入れた。

 

 我が陣営にテテが参加してくれたからできるようになった。

 爺さんは、作業場で、佃煮、漬物、生姜糖などを作っていればよくなった。

 ただ、暇を見て、ルースの街をゆっくり回り、他にも安く買出し出来る物があるか、見て回りたいと思っている。

 

 この伯が考え作った餅シリーズがどんどん膨れて言って欲しいと思っている。

伯とテテがルースで仕入れたもち米100キロと小豆50キロと後ろの黄色い袋は、片栗粉50キロ。

0コメント

  • 1000 / 1000