風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第386段

不況深刻

 年初、ブラジル政府の財務管が「今年は、景気回復の年」と言っていたが、まだ、その気配はない。

 むしろ、不況は、深刻度をましているように感じる。

 リベルダージ、ニッケイホテルのバザール(ジャパンフェスタとなずけられたようだが)は、土曜日の店番をテテとテテの恋人にお願いし、土曜日は、日曜日に販売する鯛焼などを作る予が、テテの風邪がぶり返し、高熱(39度)になってしまった。

 土曜日の店番を私と伯がすることになった。

 だから、金曜日に、日曜日に売れる品目(餅、あんこ餅)を急遽作ることになった。

 鯛焼は、時間の都合で、取りやめにした。

 

 土曜日。

 バザールは、一日中、閑散としていて、全くのお手上げであった。

 日曜日は、ホテルの前面道路で、ハテル側が呼び込みをしたかいがあり、たくさんの来場者があった。

 にも拘わらずに、売上は、なかなか伸びていかなかった。

 買ってもらえないのです。

 店の前をすどうりしていくだけであった。

 1月の同じニッケイホテルのバザールに比べ、はるかに、売れ行きが落ちたが

 「買いたいが、お金がな。」・・・・これが本音であろう。

 午后2時、餅、あんこ餅を30%OFFにし、販売したら、がぜん買ってくる。

 これが、現状の適正価格なのだ。

 じ・・・っと、我慢の子でなくては、売れない。

 薄利の薄利・・・・

 出店参加料が1月に比べ、50%も上がっている。

 1月に参加したバザリストは、我が陣営をを含めて、4店舗だけで、他は、新規のバザリスト達であった。

 参加料が上がり、不況の最中、なかなか、定着も難しくなっている。

 我が陣営は、値下げをし、やっとの思いで、餅、あんこ餅の完売を見た。

 採算は、小さな葛籠になってしまった。

 こんな、風に、連続9週のバザールの第3週目は終わった。

 改善の余地のある所を改善し、4週目に入る。

 

 もう、とやかく言っていられない。

 ただ、不況を忘れずに、突っ走るだけ・・・。

 爺さん、不況を忘れずに・・・・・・・息をすることも忘れずに、頑張ろうと思う。

 風邪ぎみは、そのままである。

 

土曜日の閑散とした、バザール風景。


舞台では、催し物が開催されているが、手前のバザリストは、暇を想って、お休み時間(画面右端)。

日曜日は、来場者は沢山いたが・・・・・。

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