風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第382段

仲間たち


 もう仲間と呼ばせていただいても良いと思っています。

 バザールやフェスタ、それにカラオケ大会に出店しているバザリスト(バザリスタ)の方々です。

 昨年の暮れにバザールが終わり、今年の初めてのバザールであるヴィラ カホンのバザールで再会することが出来た。

 販売している品目が、台所用品のご夫婦、ネックレスやピアスのご夫婦、魔法の掃除道具の兄弟、洋服のおばちゃんとその娘、かき氷の兄ちゃんとそのお母さん、陶器のおばちゃんとその娘さんでクッキーを売っている。

 手作りの手芸品(袋とか敷物など)の姉妹のおばちゃん2人。

 私と同じくらいの歳の人、50代、40代、まだ二十歳になってない人。

 まだまだ書ききれないですが、たくさんの方と仲間になれたと思っている。

 皆さん日系の方です。

 日系でない靴屋のおばちゃんとその息子さんや、化粧品販売のおじさんも頑張ってみえます。

 数ヶ月しか会わないでいただけなのに、会ったとたんに握手やハグで再会を喜び合った。

 日本語が通じるので、本当に助かっている爺さんです。

 しかし、前段で書かせて頂いたように、ブラジルは今、混とんとしている場面が多い。

 バザリスタを諦め、日本に働きに出たご夫婦や、不景気のために売り上げが伸びずバザリスタを止めた方もいる。

 これを想うと、複雑な心境である。

 顔を合わせることが出来たバザリストの皆さんとお付き合いさせていただき、バザールやフェスタの情報を教えていただくことが出来る。

 そして、もう、冗談が言えるほど仲良しになっている。

 ただ、来客が少なく、店の前を通っても見るだけのお客さん。

 バザリスト達が口をそろえて言っているのは、数年前に比べてどのバザールでも客数が減っているということである。

 バザールのいいところがなくなった・・・・とは思いたくない。

 ブラジルの現状からで、早く良くなって欲しいと思っている。

 バザールへの出店料も、巷の値上げムードに乗ってか値上げするバザールが出てきている。

 出店料でさえ、払えないくらいの売り上げしかないとぼやいていたバザーリストも出ている。

 

 爺さんにいい考えはない・・・・・けど、この場を切り抜けなくては・・・・

 12日(日曜日)は、参加するのが初めてだが、先方から出店依頼を受けたカラオケ大会で、食べ物を扱う店はないとのこと。

 この食べ物の店がないという1点のみの期待値で、参加してみようと思う。

 作る量は、控えめにして・・・・。

 明日の土曜日、鯛焼と餅を作ることにしている。

 他の物は、仕込み完了である。

 今、金曜日、午後1時半。

 時折聞こえる、自動車のエンジン音。

 1人で部屋に。

 ブラジルの混とんとした状況は、何も感じない。

 この部屋だけか・・・・ブラジル中がこの部屋の中のように、平穏になりますように・・・・

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