風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第305段

買出し

 あと1週間で、モジ ダス クルーゼスでの「ふるさと祭り」である。

 ルースとリベルダージに買出しに出かけた。

 今までは、バスと地下鉄を乗り継いで買出しに行っていたが、佃煮など新しい商品を出したことなどで、買い出しの量が増え、リュックサックに入りきらない量、そして重さも手荷物としては重過ぎるので、フィットで出かけた。

 もち米5キロ、小豆6キロ、味醂5本、醤油5本、他に佃煮の材料など・・・・。

 今まで、要る物を要るだけ買いに行っていたが、少し買い増しをした。

 朝、8時にマチダ家を出発。

 夏になろうとしているが肌寒く、長袖のシャツを着、少なくなったガソリンを満タンにし、高速道路を走った。

 前照灯を点け、休日で空いた高速道路を走る。

 空いているが、80キロの速さで、安全運転。

 リベルダージに着き、有料の駐車場に預ける。

 地下鉄で、リベルダージから3駅離れたルースまで行った。

 商品を梱包するための、ビーニール袋やレジ袋、そしてサランラップなどを仕入れた。

 ルースからセを通り、リベルダージまで歩いた。

 30分ほどの距離で、ウオーキングをしながら・・・・。

 太陽は隠れ、暑くはない。

 汗ばんだ体を心地よい風が包んでくれて、快適なウオーキングであった。

 途中、100円ショップの「ダイソー」の店に前を通った。

 日本円換算で、100円では売っていないようだが、安いと聞いていた。

 7ヘアウ(210円くらい)で売っているようだ。

 リベルダージまで歩き、11時。

 リベルダージに来るといつも昼飯を食べるようになった「すき家」に入る。

 11時ではあったが、客がどんどん入ってきて、テーブルを賑わせていた。

 店員は、日系人でないが、「イラッシャイマセ・・・・・。」「アリガトウゴザイマシタ・・・・・。」とポルトガル語発音の日本語で対応してくれている。

 私が出店したかった地下鉄前の広場のバザールを抜け、日系人が経営する食材店で買い物を終える。

 リュックサックがいっぱいになり、伯も私も両手に荷物を持ち、駐車場に向かった。

 途中、今、私たちの漬物を売り込み「1歩前進したい」と思っているホテルの前を通った。

 「何とか、1つでもいいですから、DAIKITTYの漬物を使ってください。お願いします。」と心で叫びながら・・・・。

 「ふるさと祭り」で販売予定のうち、漬物は昨日までに作り終えている。

 今からの1週間で他の食べ物をどんどん作っていく。

 また、1日12時間労働が始まる。

 でも、それが楽しい。

 「ふるさと祭り」は、観光バスでの客がたくさん来るとのこと。

 リベルダージの愛知県人会からも観光バスが出ると聞いている。

 愛知県人会でのお付き合いは、あまりないが、私が知っている方が来られ、店に寄っていただけたらと思っている。

 いつもより、爺さん張り切っている。

 少し多めに作ってみようかと計画している。

 でも、大きな葛籠とまではいかない。

 土曜日、日曜日と2日連続のお祭りで、しかも夜9時まである。

 出店の契約書があるが、その中に、契約に違反したら、出店料の1割の罰金を取るとある。

 土曜日は、夕方5時ごろ閉めて帰り、翌日の用意をしたいのだが、これをすると、罰金をとられるのか?

 そんな気がするから、夜9時まで頑張る。

 会場からマチダ家までは、1時間くらいかかる。(すでに、先日、会場まで車で下見に行っている。)

 爺さん、体力、大丈夫か・・・・。

 「や っ て み よ う じ ゃ ん・・・・・・・・・」

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