風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第289段
1つ1つ
春になったがグアルーリョスは、まだ寒いといった方が似合っている。
朝、綿入りの半纏を切ることが多い。
今日もそうであった。
そうしないと、すぐに風邪をひき、喉をやられてしまう。
これは、ブラジルに来て3年間の経験からやっていることです。
そして、太陽が昇り始めると、半纏を脱ぎ、長袖のシャツ。
半袖のティーシャツになる日は少ない。
例年にない天候である。
さて、今日は木曜日。
伯は朝、早く学校に出かけた。
おいしいものを作り、試食し、昼過ぎに帰宅した。
その間、私は、次の日曜日のバザールで販売する生姜糖を作った。
生姜糖は、ピリピリ辛い辛口と少しピリピリする程度の中辛の2種類を作っている。
このように2種類にして販売しているところはない。
DAIKITTYだけである。
すでに昨日まで、時間を見計らい、漬物、佃煮、ピーナッツなどは作り終えた。
あとは、金曜日、土曜日にかけて、あんこ、クリームと鯛焼の生地と白餅、あんこ餅、おはぎを作る。
仏心寺というお寺でのバザールである。
ここでの出店は、初めて。
前もっての情報は、「あまり客がこない。」とのこと。
あまりたくさんの品物を持っていこうとしないでおこう。
でも、先回のジャパン カントリークラブの時のように、客は少なかったが、客層が良かったようになることを期待している。
無心に食べ物を作る。
心は、落ち着いている。
ゆたりと、1つ・・・・・1つ。
1つ・・・・1つ。
もっと、もっと、1つ・・・・・・・・・・・・・1つ。
生きている。
ブラジルに来た目的を思い、1つ・・・・・1つ。
それが、最終章。
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