風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第286段

地方選挙


今日は、地方選挙の投票日。

 マチダ家の家族は、マチダ家から200メートルほど離れた公民館(日本でいうと・・・)で投票をする。

 が、伯の投票用紙だけはマチダ家から2キロくらい離れた中学校であった。

 2年位前の大統領などを決める国政選挙の時もそうであった。

 伯は、20年以上もの間日本で働いていた。

 その間に家族と一緒の投票場にあった名簿が消されていたのだった。

 そして、1人だけ異なった場所となってしまった。

 「ここはブラジル」、そんなに驚いたことでもなっそうだ。

 投票しないと、罰金を科せられるという。

 当選した人が、良い政治をしてくれることを願っている。

 余談ですが、ブラジルでは、市役所で働く人は、正規の公務員試験に合格して採用された人と市長などが任命し採用となった人の2種類の採用方法があるようである。

 市長が変わると、市長が任命し採用となった人は、職をなくす人も出るようである。

 公務員試験で採用された人はそのまま仕事についていられるようだ。

 朝8時からの投票で、8時を少し回った頃、選挙投票場の前は、すでに路上駐車の車でいっぱいであった。

仲良く投票場に向かう人たち。

選挙活動は、投票当日でもしてもよいということで、投票場に来た人に名刺の大きさのカードを配る。

カードには、立候補者の顔写真とその人の固有の番号が印刷されている。

ブラジルの投票は、立候補者の名前を書くのでなく、立候補者の個別の番号をコンピュータに入力する。

立候補者のカードが道路一面に散らばっている。

日本のように、町中に掲示されているポスターはない。

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