風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第406段

妹弟も手伝い


  リベルダージ文協の文化祭が終わった。

 我が陣営が初めて参加した3年前の文化祭は、日曜日1日だけの物であった。

 その時は、鯛焼とパンダ焼だけを売り、600個近く売ることが出来た。

 商品構成は、様変わりで、今回は、餅などを作る時間を多くするため、鯛焼君には、一服してもらった。

 今は、土曜日と日曜日の2日のイベントとなり、会館には、イベントをするための大きな部屋が設置された。

 この部屋は、私達バザリストが出店するための場所から50メートルほど離れている。

 バザリストに開けられたスペースは、普段は、駐車場になっているスペースである。

 昨年から2日間になり、イベント会場には、多くの来場者があるが、バザリストが出店している駐車場には、なかなか来場者が来なくなっている。

 こんな状況の中で、売り上げが落ち、出店料が2日間で2倍になったことも重なり、出店するバザリストが今年も減ってしまっている。

 我が陣営は、テテとしんちゃんの2人が文化祭を担当してくれたが、このような状況から、なかなかスムーズに売ることが出来なかったようだった。

 しんちゃんが駐車場から、イベント会場に品物を持っていき、流しで販売してくれた。

 頑張り屋のしんちゃん・・・・有難う・・・・

 2日目の午后3時半過ぎ安売りし、かろうじて、白餅、あんこ餅、おはぎ、ちちだんごを完売することが出来た。

 このような状況で、バザリスタの中に不満を感じている人が多くなっているようだ。

 来年はどうなることやら・・・・・・

 そして、伯と私が担当したヴラ マチルデの方はというと、こちらは、それに輪をかけたくらいに、来場者がいなく、閑散とした会場風景であった。

 完売できなかったことのない白餅が3箱残ってしまった。

 

まだまだ、不景気は続いているようだ。

それよりも、今回の出店の準備には、テテとしんちゃん、そして、伯の妹のミユキが手伝いをしてくれた。

 もち米20キロ、白玉粉4キロ、白豆と小豆の合計16キロ。

 漬物や佃煮は、前から作っておいたので、そんなには労働に負担はなかったが、木曜日、金曜日、土曜日は、朝4時起き、夜8時近くまで頑張った。

 ヘトヘトになってしまった。

 それでも、ALHO NEGROを毎日食べているので、71歳の爺さん、頑張り通すことが出来た。

 元気なもんさ!!!

 まず、あんこを作るのに、 2キロの小豆を1時間20分ほどかけて

水分を少なくする。

 その間、小豆が焦げないように、いつもかき混ぜていなくてはならない。

 そして、出来たあんこを冷まし、今度は、あんこ餅やおはぎのために、20グラムと15グラムのあんこの球を手で丸めて(当然手袋をつけての作業である)作る。

 根気のいる作業であるが、エンドが判っているから、辛抱すれば完成させることが出来る仕事である。

 餅の作り方は、ブラジルアに行ったときにブラジルアのノウハウを教えていただき、その上に、我が陣営で考えた粘りのある餅にするためのノウハウを上乗せし、考え、他にはないと思える餅に仕立てている。

 白玉粉は、決めたレシピで、レンジに入れ、一定の出力、一定の時間をかけ、作っている。

 餅、あんこ餅、おはぎ、ちちだんご、あおやぎ、全て、1つ1つ、手作りである。

 これも、辛抱、辛抱の連続・・・・・・・・

 そんな手作りの食べ物を時間をかけ、作り、売る。

 妹、弟、そして弟の恋人、伯、私・・・・・・

 協力してやり遂げた。

 手伝い料は、安くはない。

 伯と私の2人で作れるだけ作り、販売したと同じくらいの利益になってしまうくらいの手伝い料である。

 それは、兄弟仲良く、分け合い、兄弟仲良く、作業が出来、みんなが喜ぶことを伯と私の2人で目的と決め、暗黙の了解をしているからである。

 一緒にやりたい、協力したいという気持ちを無碍にしたくはない。

 決して、利益、一辺倒な考えではない。

 これだけ、協力し合い、作り、販売した結果、白餅3箱が残っただけなら、大成功である。

 1部、安売りしたとしても、兄弟仲良く・・・・・・・・・

 それでいい・・・・・・・

 すべてが終わった、日曜日の夜、みんなで乾杯・・・・・

 ビールは、ブラジル産日本のビール”キリン一番搾り”・・・・・・・・

 ツマミは、我が陣営が作った最高に美味しいピリカラ漬・・・・・

 疲れなんぞ・・・・・吹っ飛んだ!!!!

新製品紹介

 あんこ餅(今までのあんこ餅は、白玉粉で作っていたが、もち米100%で、粘りのあるあんこ餅に改良した。)

 我が陣営に、コンピュータに堪能なテテが参入してくれ、食べ物を作るのに精いっぱいの伯と私になかなか出来ないことをテテがすんなりやり遂げて行ってくれている。

 その仕事の一部・・・商品ラベルの改善。

 賞味期限をも貼るようになった(上の写真のラベルの横・・・みえにくいですが)。

 一般に販売できるようにした改善の第1歩である

 キリンの一番搾りは、今まででもブラジルで売られていたが、営業戦略を変えたのか、安く売られるようになった。

 だから、飲むことが出来るようになりました。

 我が陣営の”不景気の中、安くて美味しいものをたくさんの人に・・・大作戦”を真似したのかも・・・・・・ 

 コメントをいただき、爺さんの疲労、健康を心配していただき、有難うございます。

 元気で、また、次の出店と仕事の前進を目指し、やっています。

 息をすることを忘れずに・・・・・・・・

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