風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第303段
Dia de Finado
今日は水曜日。
グラルーリョスの街を歩く日だが、またも伯の学校が休みということで、歩かない。
今日は、公的機関も、銀行も、会社も、学校も休みです。
「Dia de Finado」と言って「死者の日」。
要は、ブラジルでは「お盆」なのです。
家族そろって、お墓参りに行く日である。
お墓参りがこの日に集中して、交通渋滞を引き起こしている。
だから、伯とお母さんと私は、先週の土曜日に先にお墓参りをした。
お盆の後にするのでなくて、先にするには、何も問題ないとのこと。
鉢植えの菊の花を供え、ロウソクをともし、線香を炊いた。
日本と変わりはない。
私は、十字を切るのでなく、合掌するだけにした。
お母さん(義母)が私のおふくろ(実母)に黄色のカランコエの鉢植えを買ってくれたので、おふくろの位牌の横に供えた。
伯は、おふくろが好きだったあげ寿司を作り、おふくろに供えた。
東本願寺に行き、お参りするのが本当だが、これもこの頃はしていない。
朝、ロウソクを灯し、線香を炊き、位牌に「オハヨウ」というだけになってきている。
まあ、これでいいか・・・・・。
伯の父方と伯の母型の2つの墓地にお参りに行ったが、父方の墓地は、亡くなった人の名前と生存期間が刻まれた平たい名盤があるだけのお墓と、母方の墓地は、その家族のそれぞれの気持ちの入ったお墓が作られていた。
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